多くの職場にはスタッフと呼ばれるような従業員や社員がいますが、スタッフ教育が行き届いていると職場も明るく生産性の高い職場が多いです。職場は生産性を求められるのでそのためにもスタッフの質が重要になってきます。
スタッフ教育で苦労したことありませんか?
この記事を読むことで、人の心を掴み、人が動く本質や、人を育てる意味を理解することができます。その経験は社会においても価値がありますので正しく自分の評価をどの業界でもアピールできるようにしていきましょう。
スタッフ教育で人心掌握する方法!

スタッフ教育において最大限の成果を出す方法は「やってみせて、説明して、やってもらって正しく褒める!」ことです。
元海軍大将であった山本五十六の言葉を活用するのです。
「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」
Wikipedia
やってみせる
言葉の通り、正しい手順でお手本を見せるのです。最大のポイントは実際に自分がお手本となり背中を見せるのです。このときに手を抜いて口頭だけの説明や適当に見せるという愚行に人がついていきたいと思うはずがありません。
説明する
スタッフ教育において言葉を使ったコミュニケーションは効果を飛躍的に上げることができます。中には口下手で人との摩擦が苦手な人がいますが、仕事において最大限の成果を上げるということはスタッフの成長スピードも問われてくるので活用すべきなのです。
スタッフに的確に説明し、理解してもらい、納得の上で働くことで人の気持ちは動かしやすくなるのです。
やってもらい褒める
スタッフを育てるための一連の流れの最後のポイントである本項は、業務をやってもらい、覚えてもらう。その行動に対して褒めるのことが心を動かすために必要な最後の手順なのです。
はじめから業務に失敗したからと言って怒ってばかりでは優秀なスタッフは育ちません。行動してくれたことに最大限の感謝を込め褒めること。そのあとに足りなかったポイントを伝えたり、本人との理解の乖離を埋めていけばよいのです。
難しい理論は必要なく人の気持を掴むことでスタッフは自然に育っていきます。
パチンコ店で老若男女を対象に実践した結果

私はパチンコ業界で10年間多くのスタッフを育ててきました。200人以上の新人スタッフ教育に携わりましたがパチンコ店には若年層から上は50歳までと幅広い年齢層のスタッフが従事することがあります。私が実践した際の年齢別・性別・社歴別に分けて傾向を載せますので参考にしてください。
年齢別の傾向
18~22歳(主に学生)
年上に対して基本的には言ったことを遂行してくれるで、的確でわかりやすく明るい雰囲気で接することが大切です。 そして褒めることを継続していけばスタッフとしてのスキルも上がり戦力となっていくでしょう。
23~29歳(主にフリーターや主婦)
この層は扱いが難しいです。褒めすぎても良くないし、指導しすぎても良くありません。
集団行動を苦手とする人も混ざってきますので、権利と義務をはっきりしておくことと担当する業務に責任感を与えることがポイントです。
30~50歳以上(人によって様々)
30代以上は人それぞれ働く理由や生活環境が様々なので若年層と同じ対応でも意図した成果に繋がらないことが多いので注意してください。
コツとしては、該当スタッフの癖を探しておくことと、喜ぶポイントと怒る沸点を探っておくことです。癖を把握しておくとその人自身を大きな視点で捉えることができ、後者のコツを探って把握しておくと実際に受け答えをするときにこちらのペースで進めることが可能になるからです。
性別の傾向
男性スタッフ
傾向としては大半が順調に育っていきますので、セオリー通りの接し方で問題ありません。しかし一部の頑固者や他のスタッフに嫌われているスタッフは工夫が必要です。
女性スタッフ
男性スタッフに比べると管理が難しいと言えます。理由は女性ならではの派閥問題やいじめに近い日常があることが多いからです。
また、セクハラやパワハラに関しても慎重になる必要があります。男性スタッフと同様に接していると、クレームに繋がり訴訟なんてことにもなりかねませんので注意しましょう。
社歴の傾向
2年未満
軌道修正はいくらでも効きますので必ず人心掌握しましょう。逆を言えばこの期間に人心掌握できなければその後の管理は難しくなります。
2年以上
社歴が2年を超えてくると社員批判や仲間内で結託して仕事をまじめに取り組まないといった印象を持ちます。理由はパチンコ業界特有ですが、社員が異動なので入れ替えるため「前にいた〇〇主任のほうが良かった」「前にいた店長はこう言っていましたけど」などとケチをつけてくることがあります。
このようなピンチもつきものですが、ピンチはチャンスにも変えられますので基本的にはやってみせて、説明して、やってもらって正しく褒める! で問題ありません。
スタッフ教育での経験

スタッフを育てたり、部下を指導した経験はとても価値があります。しかしこの経験をどう伝えるかで価値の度合いは大きく変わってきます。
スタッフ教育の経験を伝えるときは感情論だけではなく、程よく数字による実績もまじえることです。
スタッフ教育は逆算すること

私のスタッフ教育の方法は常に逆算をしてから取りかかっていました。
スタッフの基本情報をもとにそのスタッフにどんな役割を与えたいのかをあらかじめ用意しておきましょう。
逆算することでスタッフの成長度合いが測れ、適切に評価ができるところがメリットでもあります。
スタッフ教育はアピールできる

スタッフ教育の経験は転職や新しい仕事をはじめるときにアピールできる材料になります。
指導方針や人的トラブル、その後の問題改善へのエピソードなどを明確に整理しておきましょう。
自分の存在価値を確認しよう

あなたの経験はとても重要です。その経験を言葉にして伝えられることであなたの価値が決まるからです。
他の業界でもあなたが活躍し輝けるかはあなたの言語力で決まり、数字をまじえた実績で決まります。
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まとめ
スタッフ教育において人心掌握することで効率良く仕事を進めることができます。
人心掌握をするには「やってみせ 説明して やってくれたことを褒める」ことです。
人を育てたエピソードを整理しておき、自分の価値を高める材料として準備しておきましょう。
転職の場面や新たな仕事を進める上で、あなたの価値を高めることができるかをあらかじめ確認しておくことをおすすめします。
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